楽天・田中が初の沢村賞!ダルを「ほんのちょっと上回った」

[ 2011年11月14日 17:14 ]

沢村賞を受賞し、記者会見する楽天の田中将大投手

 プロ野球創設期の名投手、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」の選考委員会(土橋正幸委員長)が14日、東京都内で開かれ、パ・リーグの最多勝利、最優秀防御率、最優秀投手(勝率1位)の3タイトルを獲得した楽天の田中将大投手(23)が初めて選出された。

 田中は今季、27試合で226回1/3を投げ、19勝5敗、防御率1・27、勝率7割9分2厘、241奪三振、14完投を記録。先発完投型の本格派が対象の選考基準は15勝、防御率2・50、200投球回、10完投、150奪三振、25試合登板、勝率6割の7項目で、田中は全てクリアした。楽天では2008年の岩隈久志投手以来の受賞。

 日本ハムのダルビッシュ有投手も全項目の基準を満たしており、2人の受賞も検討されたが、最終的には委員5人による多数決で3人が推した田中に決まった。土橋委員長は「防御率は投手の一番の評価。完投数も勝っている。田中がほんのちょっと上回った」と説明した。

続きを表示

2011年11月14日のニュース