対決の構図くっきり…渡辺会長に同調した原監督 清武代表は孤立

[ 2011年11月14日 08:32 ]

ヘッドコーチ問題について語る原監督

 巨人の原辰徳監督(53)が13日、渡辺恒雄球団会長(85)との間で、球団OBの江川卓氏(56)を来季首脳として招へいする話し合いを持っていたことを認めた。江川氏の招へいは、清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM=61)が渡辺会長を批判する発端となっていた。

 渡辺球団会長が前日、発表した談話で「江川君の起用構想は、最近原君と会談しているとき、原君から提案されました」と明かした。清武球団代表兼GMの会見の中で最初に江川氏の名前が出た11日、周囲への配慮もあり原監督は江川氏招へいに関して渡辺球団会長とのやりとりはなかったといったんは否定。しかし、この日になって渡辺球団会長の声明文を受ける形で前言を翻した。同球団代表兼GMが最も問題視したのが、桃井恒和オーナー、GMの頭越しに人事案が進められていたことだった。

 騒動発生時は、渡辺球団会長VS清武球団代表兼GMとみられた対決の構図。それが、外国人選手を含めた編成面などで不信感を持つ原監督&渡辺球団会長VS清武球団代表兼GMだったことが、浮き彫りになった。

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2011年11月14日のニュース