渡辺会長 8日にも自力優勝消滅の低迷に「もう無理」

[ 2011年7月8日 06:00 ]

報道陣に囲まれる巨人の渡辺球団会長

セ・リーグ 巨人2-3ヤクルト

(7月7日 神宮)
 巨人の渡辺恒雄球団会長(85)が7日、都内で、8日にも自力優勝の可能性が消滅するチームの低迷について「数学的な統計学上の法則からすれば“勝つ(優勝)”ってことはないね」とし、「奇跡ってのは神様の決めることで、奇跡がないとは言えない。分からんよ、それは。ただ、統計的にはもう無理だ」と、2年ぶりのリーグ優勝は困難という認識を示した。

 50試合を消化し借金4で、首位・ヤクルトと5ゲーム差の3位にいた6月20日にも、同会長は原監督の采配について、「疑問あるね」と苦言を呈していた。一方で「小笠原、阿部とね。復帰して、それで(活躍が)続けば心配ないわな」と当時はまだ楽観視していたが、それから12試合を消化しても状況は悪化の一途をたどっており、同会長はいら立ちを隠せなかった。

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2011年7月8日のニュース