パ・リーグ「4・12開幕」を発表 セは3・25

[ 2011年3月17日 17:23 ]

 プロ野球セ・リーグは17日、東日本大震災の影響が懸念される中、公式戦を予定通り3月25日に開幕すると発表した。震災の影響が比較的小さいとして、日程の消化が可能と判断した。楽天が拠点とする仙台市が甚大な被害を受けているパ・リーグは4月12日に延期すると発表した。本来は同時に開幕する予定だった。

 15日の実行委員会では、日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)が、被害全容が分からず、復興への道筋も見えていないことに配慮し、予定通りの開幕とするセの方針に難色を示した。このために継続審議となり、両リーグで協議を続けていたが、セ・リーグは選手会の反対を押し切る形となった。

 リーグとして天候以外の理由で開幕日を変更するのは、1950年の2リーグ分立後初めて。

 ▼巨人・清武英利球団代表の話 私たちができるのはやっぱり野球。野球を通じて利益を上げ、それを社会に還元したり、義援金を被災地に届けたりできる。それが感動につながるのかもしれない。自粛するより行動する方を選んだ。

 ▼阪神・南信男球団社長の話 今までの方針通りだということ。いい方向に(被害が)落ち着くことを祈るばかりだ。急展開があれば考え直す。

 ▼阪神・沼沢正二球団本部長の話 観客の安全と選手の安全が確認できて、試合がやれる状況が整えばやろう、ということ。野球という健全なプロスポーツを通して国民に希望と夢を与えていくことが使命。開幕へ向けて準備を進めていく。

 ▼ヤクルト・新純生球団常務の話 選手の気持ちが乗らない部分もあるだろうが、説明をして理解を求めるしかない。(開幕の)準備を、と言っているだけ。きょうみたいな(大規模停電が発生する恐れがある)場合は中止とする。

 ▼横浜・加地隆雄球団社長の話 野球が手をこまねいて待っているだけではいけない。電力の問題は、当然ある。少しでも節約するために時間をずらしたり、スピード野球を徹底するのが大事だ。

 ▼横浜・笹川博史取締役の話 今の状況は(試合を)できる。待つとしても、いつになったら通常の状態になるか分からない。できる状態なら日程を消化していくのが、12球団の思いではないか。

 ▼中日・西脇紀人球団代表の話 6球団が結束して、現時点で25日の開幕へ向け準備をしていこうということ。あくまで条件が整えば、という前提であり、強行するつもりはない。不測の事態が起きれば中止などいつでも考える。同じプロ野球人、選手にも理解してもらえると信じている。

 ▼広島・鈴木清明球団本部長の話 試合をして、人を集めて、支援の輪を広げてずっと続けることが責務。できるならプロ野球人としてやらないと。事情が出てきた時は中止もあり得る。

 ▼楽天・井上智治オーナー代行の話 今シーズン中に(仙台で試合が)できると信じている。早くあの応援のもとで試合をやりたい。野球ができる状況になり、ライフラインが整い、ビジターチームのホテルが確保できるようになることが大事。

 ▼ソフトバンク・高田浩一郎取締役の話 大前提としては144試合とクライマックスシリーズをみなさんにお見せするのが責務。調整があるので難しいが、前向きに考えるのが筋。

 ▼西武・飯田則昭専務の話 いつが(開幕日の)ベストかという正解はない。できれば平日のデーゲームはやりたくないが、状況に応じて変更を考えないといけない。

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