屈辱!好機に代打送られ…松井“完全終戦”

[ 2010年9月26日 06:00 ]

<エンゼルス・ホワイトソックス>8回2死二、三塁、松井(右)は相手投手の交代で代打を送られ、ベンチに戻る

 【エンゼルス1―2ホワイトソックス】エンゼルスの松井が9試合を残して終戦を迎えた。ホワイトソックス戦に敗れ、地区優勝の可能性が完全消滅。メジャー8年間でポストシーズン進出を逃すのは、ヤンキース時代の08年以来2度目のことで「負けただけ。それ以外ない。勝てなかった、それだけです」ときつく唇を結んだ。

 同点の8回2死二、三塁の絶好機で、代打に右打者のリベラを送られる屈辱的な最後だった。投手が左腕ソーントンに代わり「今年は左投手への数字が悪い。信頼が薄いのかもしれない」と受け入れるしかなかった。
 試合前には私設応援団「マツイランド」の激励を受けた。今季56試合に右翼で同名のボードを掲げ、9月からは「キープ(残留)」と付け足した。代表者のクロード・ビロードさんは「後半戦の活躍はチームで一番。来年も残ってほしい」と残留を訴えたが、現状は厳しい。松井は「敗因は今振り返ることじゃない。最後までしっかり戦うことの方が大切」と強調したが、チームはより若手中心の起用にシフトする方針で、出番はさらに限られそうだ。

 ▼エ軍・ソーシア監督(06年以来4年ぶりにプレーオフ進出を逃し)失望している。ただ、われわれの目標は変わらない。いいプレーを続け、日々の試合に勝つことだ。

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2010年9月26日のニュース