ソフトバンクV決定!秋山監督、6度宙に舞う

[ 2010年9月26日 18:02 ]

パ・リーグで7年ぶりの優勝を決め、胴上げされるソフトバンクの秋山監督

 パ・リーグで優勝マジックを「1」としている首位ソフトバンクはナイターで楽天と対戦。先発投手はソフトバンクは大隣、楽天は永井。

 1回裏、楽天は2死からルイーズが右翼へ二塁打、山崎が敬遠気味の四球で一、二塁とし、牧田が遊ゴロも川崎が後逸、その間に先制した。

 3回の攻撃中、2位西武がデーゲームで日本ハム戦に敗れたニュースが届き、ソフトバンクの7年ぶりのリーグ優勝が決まった。ベンチでは、秋山監督らが握手で優勝の喜びを分かち合った。攻撃が終わって一塁の守備に就いた小久保は顔を真っ赤にして涙をこらえ、川崎の目も潤んだ。

 勝利でリーグVに花を添えたいソフトバンクだが、打線が5回まで0行進。守りでは5回裏、大隣が無死満塁とピンチを広げて降板も、2番手の金沢が2者連続三振、遊ゴロと完ぺきリリーフ。試合は0-1のまま、後半へと突入した。
 6回、楽天・高須に左越えソロを浴びてリードを広げられたが、直後の7回、長谷川の中越えソロで再び1点差に詰め寄った。
 だが、7回から3番手でマウンドに上がった森福が誤算。2死1、3塁から山崎に適時打を許し、さらに牧田に中越え3ランを浴びてこの回4失点。1-6と大きく差を広げられた。その後、2点を返すも結局3-8で敗れた。

 それでも試合後のソフトバンクナインは笑顔だった。楽天ナインがベンチに下がった後、グラウンドに出て歓喜の輪をつくる。その中心で6度、宙に舞った秋山監督は「144試合目で優勝が決まって気持ちも宙に舞った。本当に長い144試合だった。全試合、1試合も気を抜くことなくやってきた。その積み重ねだと思う。いやあ疲れました」とニッコリ。そして「最後まであきらめなかったのが一番よかった。これからまた、日本一を目指してやっていきます」と表情を引き締めた。

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2010年9月26日のニュース