西武、V逃すサヨナラ負け…「責任感じる」と渡辺監督

[ 2010年9月26日 20:40 ]

日本ハムにサヨナラ負けし、優勝も逃して疲れた表情でバスに乗り込む西武・渡辺監督

 【西武3-4日本ハム】日本ハムの糸井の打球が左翼フェンスを直撃し、稲葉がサヨナラのホームを踏んだ瞬間、西武の逆転優勝の望みは消えた。渡辺監督は「何とか勝って相手にプレッシャーを与えたかったが、先に負けて優勝がなくなるのは、結構悔しい」。ソフトバンクの敗戦を願うことすらできなかった。

 Aクラス入りを狙う相手と一進一退の攻防が続く。2―3の六回に中村の2打席連続のソロで追い付いた後は、ともに投手陣が踏ん張った。
 しかし、九回。シコースキーが安打と死球でいきなり無死一、二塁とピンチを迎えた。小谷野が試みたバントは三塁で封殺したが、最後は糸井に痛恨の一打を浴びた。開幕から守護神として活躍し、最多セーブも確定している右腕は「役目を果たせなくて残念」と悔しさをにじませた。
 3・5ゲーム差で迎えた最後の首位攻防戦で3連敗。23日の敗戦で首位を明け渡し、立場は逆になった。故障者が多く厳しい戦いを強いられたとはいえ、渡辺監督は「僕自身の責任を感じている」と発言した。まだ日本一の可能性が残されていても、重苦しい空気が漂った。

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2010年9月26日のニュース