オリBクラス決定も好試合!後藤 値千金のサヨナラ弾!

[ 2010年9月26日 17:33 ]

10回、サヨナラ2ランを放ち、本塁上でオリックスナインの祝福を受ける後藤(1)

 【オリックス6―4ロッテ】十回無死二塁。打席に向かう後藤に岡田監督が歩み寄る。「右打ちもサインもないから、おまえで決めろと言ったんよ」。後ろにリーグ屈指の4、5番がいても、後藤は今季犠打がない。それは信頼の証しだった。「前の打席は変に小細工していた。あのひと言で自分のスイングと考えた」。初球からフルスイングと決めた。自身5年ぶりのサヨナラ本塁打は特大だった。

 キャプテンに任命されてから2カ月弱。休日返上で一人室内でマシン相手に打ち続けた。「なかなか結果が出ないけれど、強い気持ちでやっている」。下位低迷の責任を人一倍に背負っていた。後輩にはポジションを問わず、積極的に自分の経験やアドバイスを伝えた。かつての“孤高”のイメージは消えていた。
 「この時期にこういう試合ができるのは(ただの)一つの勝ちじゃない」と指揮官。この後、チームのBクラスが確定したが、来季につながる好試合となった。

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2010年9月26日のニュース