亜大スーパー1年生・巨くん 佑ちゃんに学べ!

[ 2009年6月23日 06:00 ]

笑顔でシートノックを見つめる亜大・東浜巨(中)=左は東海大・菅野、右は明大・野村

 第37回日米大学野球選手権(7月12日開幕、神宮ほか)の日本代表合宿最終日が22日、神奈川・平塚で行われ、亜大のスーパー1年生・東浜巨(なお)投手が早大・斎藤佑樹投手(3年)らとともに代表22人に選出された。日本代表の榎本保監督(54=近大)は、将来大学球界を背負って立つ逸材の指導役に斎藤を任命した。

 スター候補生の指南役はスターに任せる。榎本監督は22人のメンバーについて「来年の世界選手権も見据えている」と何度も強調した。中でも、東浜については「物おじしない投球が魅力。近い将来、大学球界を代表する投手になる」と高く評価して、1年生ながら代表入りを決めた。
 とはいえ、東浜にとっては初の国際大会。榎本監督は「東浜も斎藤と同じ道を行く1人。2人のホテル部屋を同部屋にしたりして経験を伝えさせるよう応武コーチ(早大)にお願いするつもり」とした。
 斎藤は大学入学後、日の丸を背負って6試合で24回2/3、2勝1敗、防御率1・82と国際大会経験豊富。“甲子園優勝→1年春からリーグ戦で活躍”と同じ道を歩んでいる斎藤こそが育成係として適任とした。
 東浜はこの日、今合宿2度目の紅白戦で最速140キロも1回1安打1失点2四球。内容はいまひとつだったが、大会本番は中継ぎとして期待されている。東浜は「合宿ではオーラがありすぎて斎藤さんに近寄れなかった」としながら「またレベルの高いチームでできることはうれしい」と斎藤との再会を心待ちにした。“佑から巨”へ。ヒーロー帝王学が受け継がれる。

 日米大学野球選手権の日本代表に選ばれたメンバーは次の通り。
 投手 二神一人(法大、4年)斎藤佑樹(早大、3年)乾真大(東洋大、3年)大石達也(早大、3年)沢村拓一(中大、3年)菅野智之(東海大、2年)野村祐輔(明大、2年)中後悠平((近大、2年)東浜巨(亜大、1年)▽捕手 小池翔大(青学大、3年)佐藤貴穂(東洋大、3年)▽内野手 中田亮二(亜大、4年)小島脩平(東洋大、4年)加藤政義(九州国際大、4年)荒木貴裕(近大、4年)林崎遼(東洋大、3年)萩原圭悟(関学大、1年)▽外野手 中原恵司(亜大、4年)亀谷信吾(法大、4年)田中宗一郎(立大、3年)伊志嶺翔大(東海大、3年)土生翔平(早大、2年)

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2009年6月23日のニュース