不況デトロイトに活気を!タイガース奮闘中

[ 2009年6月23日 17:55 ]

 米大リーグのア・リーグ中地区首位に立つタイガースが、自動車産業不振に苦しむ本拠地デトロイトを活気づけようと奮闘している。22日、全国紙USAトゥデーが伝えた。

 オーナーは今季、ゼネラル・モーターズの150万ドル(約1億4400万円)の広告料を無料とし、クライスラーとフォードのロゴとともに「われわれの自動車メーカーを支援する」とのメッセージを掲げた。
 昨年は大型補強を行ったが、地区最下位に終わった。リーランド監督は今季開幕時に凡打でも全力で走るよう徹底した。球団幹部は「力を出し切らなければ、地域に受け入れてもらえない」。
 チーム最多の17本塁打を放っているグランダーソンは「決してあきらめない姿勢はチームも街も同じ。一緒に何かを起こせるはず」と話した。失業中というファンの一人は「みんな球場に来て悩みを忘れるんだ。もっと良い日々がくることに期待しなくちゃ」。(共同)

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2009年6月23日のニュース