3連投も何の!小林宏サヨナラ危機救った

[ 2009年6月7日 06:00 ]

<中・ロ>連日のリリーフ登板の小林宏之(左)と握手するバレンタイン監督

 【ロッテ4―4中日】3連投となったロッテ・小林宏が2回1/3を無失点と踏ん張り、延長12回引き分けに持ち込んだ。2点リードの9回に守護神・荻野が同点に追いつかれ、なお2死一、三塁の場面で登板。サヨナラ負けの危機をしのぐと、延長11回1死一、三塁も切り抜けた。「連投は全然問題ない。先発でずっと負けていたしチームに貢献できて良かったです」。一時的に回った中継ぎ3試合で計5回2/3を無失点。先発では好投しながら白星に恵まれなかったが、全力で飛ばせるリリーフで本来の投球も戻りつつある。6年前までは中継ぎ専門で適性は十分。150キロ前後の直球に切れ味鋭いスライダーで三振も奪える右腕は、元守護神・小林雅がメジャー挑戦した07年オフに抑え転向を打診されたほど。救援陣が厚みを増したことで投手力は安定してきた。あとは“打線待ち”だ。

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2009年6月7日のニュース