トーリ監督うなった!黒田、強力打線を6回0点

[ 2009年6月7日 15:09 ]

 【ドジャース3―2フィリーズ】ナ・リーグ最多の75本塁打を記録しているフィリーズの並み居る強打者を寄せ付けない。絶妙のコーナーワークとピンチで燃え盛る闘争心。ドジャースの黒田は6回を0点に抑え、脇腹痛からの復帰2戦目で「卓越した前進を遂げた」とトーリ監督をうならせた。

 シュートとスライダーで内外角を慎重に揺さぶり、5回1死まで安打はなし。救援が打たれ2勝目は逃したが、チームは延長でサヨナラ勝ち。「点差を守り切れた。先発の仕事ができて良かった」と充実感を漂わせた。
 見せ場は6回、2死一、三塁で打席には昨季2冠王のハワード。相手の打ち気を逆手に取り、外角に120キロ前後の緩い変化球を連投。十分に焦らし、最後は高めに外れる直球で空を切らせた。
 勝利投手となった昨季のナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の再戦だった。再びの好投にも「たまたまです」と言うが、フィリーズのマニエル監督は「昨年は速い球で押したが、今回は積極的に低めに球を動かしてきた」と右腕の総合力の高さに感心した。(共同)

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2009年6月7日のニュース