内海が内海でなくなってしまった…

[ 2009年5月4日 22:42 ]

5回、新井の適時打で追加点を許した内海(左)と阿部の巨人バッテリー。中央は生還する金本

 【阪神6―0巨人】巨人の内海は6試合目の登板でも「初日」を出せなかった。5回途中で5失点KO。3敗目を喫し「何も言うことはない」とうなだれた。

 3回1死後、赤星のゴロを小笠原がトンネルする失策から悪夢が始まった。本人は「不運も何も、自分が悪い」。味方のミスを補おうという気持ちが力みを生んだのか、制球が乱れだし、金本に二塁打を浴びるなど2失点。五回も2死無走者から鳥谷に高めに抜けたスライダーを三塁打された後、立て続けに適時打を許した。
 首位を走るチームにあって、先発陣の中でただ1人、勝ち星を挙げていない。以前、内海のふがいない投球に叱咤したこともあった原監督も「本人もつらいだろうけど、これを乗り越えないと」とさすがに心配そう。3年連続2けた勝利をマークした左腕に、試練が訪れている。

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2009年5月4日のニュース