イチロー、城島が“千金打”マリナーズが死闘制す

[ 2009年5月4日 09:57 ]

アスレチックス戦の9回裏、左越えに同点本塁打を放つマリナーズ・城島

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は3日、シアトルでのアスレチックス戦に「1番・右翼」で出場、7打数2安打2打点1四球だった。5試合連続安打で、今季9度目のマルチ。内容は安打は遊ゴロ、二ゴロ、遊ゴロ、中前適時打(打点1)、三振、右飛、中前適時打(打点1)、敬遠四球で打率は3割4厘。

 城島健司捕手は「7番・捕手」で出場、9回に今季1号ソロを放ち、5打数1安打1打点1四球だった。内容は三邪飛、三ゴロ、二ゴロ、左本塁打、中飛、四球で、打率は2割4分2厘。延長13回の第6打席で四球で出塁後、代走と交代した。
 試合はマリナーズが1点を追う9回に城島の一発で同点に追いつき、4―4で延長戦に突入。延長13回、アスレチックスが3点を奪ったが、その裏、マリナーズは2点を返し、なお2死一、三塁からイチローの中前適時打で再び同点。延長15回、8―7でサヨナラ勝ちした。

 ▼イチローの話 (3点差を追いついた13回を振り返り)へこんでいましたが、ランナーが2人たまってから相手が嫌がっている感じが出てきた。満塁になってから何とかなると思った。(その回の2死一、三塁で同点打。自分にまで回れば何とかなるという気持ちだったか、と問われ)いや、回れば何とかなるではなく、回れば何とかする、でしょう? 回れば何とかなるなんてスタンスではやっていられない。

 ▼城島の話 (9回1死で同点ソロ)高めに浮いたら、とは思っていた。今日は全体的にバットが振れて感じがよかった。長打がほしいところで、いつも通り真っすぐは全部振っていこうと思っていた。(チームの粘りに)これまで(最後の守りで)3点差を追いつかれたことはあっても追いついたことはなかったのでは。今日みたいなゲームを勝てばチームに勢いがつく。今日はチームの勢い感じた。興奮した。

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2009年5月4日のニュース