中継ぎ陣を消耗…西武、先発の交代機遅れた

[ 2009年5月4日 06:00 ]

<日・西>6回スレッジ(左)に同点2ランを浴びた西武先発の平野

 【西武5-6日本ハム】3戦連続延長戦となった12回に3連投の4番手・小野寺が稲葉にサヨナラ被弾。だが、ポイントは先発・平野の交代機にあった。5回を終えて2点リード。渡辺監督は、3、4、5回と失点し、79球を投げて疲れの見える平野を続投させたが、6回にスレッジに同点2ランを浴びた。

 試合前、指揮官は今季初先発の右腕に「何とか頑張ってほしい」と完投を期待した。なぜか。9連戦の6戦目、しかも前日までの2戦連続延長戦で投入した救援陣は11投手。守護神グラマンを左肩痛で欠く苦しい台所事情もあった。
 だが、続投が裏目に出て同点となり、結果的に3番手の大沼を3イニングも投げさせてしまう“負の連鎖”も招いた。渡辺監督は「こういう連戦の時のために投手は練習しているんだから」と話す一方で「疲れていたのは見ていて分かった」。きょう4日の楽天戦からグラマンが復帰する。昨季の必勝パターンがよみがえれば、投手陣の起用も変わってくるはずだ。

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2009年5月4日のニュース