上原11日渡米 14日オリオールズと契約へ

[ 2009年1月10日 06:00 ]

現地12日にメディカルチェックを受診する上原浩治

 オリオールズ上原が14日(日本時間15日)に誕生する。巨人からFA宣言し、オ軍と基本合意した上原浩治投手(33)の渡米日程が9日、判明した。11日に渡米してボルティモア入りし、現地12日にメディカルチェックを受診。同14日に本拠地オリオール・パークで入団会見を開く。

 会見まで日程に余裕を持たせたのは、日本からも報道陣が多く駆けつけることを想定したため。球団初の日本人選手誕生となるだけに、注目度がアップするように配慮した形だ。そして、もう1つの理由が、大リーグ30球団の中で最も厳しいとされるオ軍の伝統的なメディカルチェックだ。
 オ軍は過去に契約合意と発表した選手が検査で異常が見つかり、契約を破棄して騒動になったこともあるほど。検査は1日で完了せず、13日午前まで長引く可能性も。これが大リーガー上原誕生へ最後の“関門”だ。検査を無事通過し、初めて契約が成立。14日に晴れて記者会見に臨み、オレンジ色のユニホームに袖を通すことになる。
 この日も都内で練習した上原は夜に自身のブログを更新し、初めてオ軍入りの心境を告白。「近日中にアメリカに行って、正式にサインしてくる予定。(中略)自分自身に期待してるのと、不安があるのとで半々くらいやね。オリオールズは大変厳しい地区やし、でもやりがいは凄いありそうやね。強いチームを倒す喜びを味わいたい」とつづった。
 4月6日からの開幕カードで激突するヤンキース松井をはじめ、レイズ岩村やレッドソックス松坂らとの対決が待ち受ける。移籍先決定が年明けまで長引いたが、夢をかなえる瞬間は刻一刻と近づいている。

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2009年1月10日のニュース