マー君&朝井に「岸カーブ」習得指令

[ 2008年11月10日 06:00 ]

投手陣に「岸カーブ」習得を指示した楽天・野村監督

 楽天・野村監督が日本シリーズMVPの西武・岸のカーブを絶賛。田中、朝井らにカーブ習得を命じた。

「きのうの岸を見たか。あれを盗め。2人で覚えろ。そうすりゃ2人で30勝。最後の年ぐらい優勝させてくれ」

 Kスタ宮城での練習中“魔球”の効力を指揮官はこう説明した。(1)「岸は手首をひねらず親指と人さし指、中指で挟んで抜くように投げる。朝井みたいにひねろうとすると腕の振りが緩くなるから打者は合わせやすい。腕の振りが一緒だからやっかいや」(2)「今大きなカーブを投げる投手がいなくなった。打者もカーブを打つのが下手になった」。球界で主流の変化球はカーブからスライダー、フォーク、チェンジアップ、カットボールなどに変遷。古き良き変化球を再利用する絶好の機会と説明した。スライダー、フォーク、チェンジアップの比重が高い田中は投球の幅も広がるだけに「やってみます」と前向き。朝井も「勉強会を開きたい」と意気込んだ。

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2008年11月10日のニュース