チーム再建へ…タイガースも田沢獲り参戦!

[ 2008年11月10日 06:00 ]

 大リーグのタイガースが新日本石油ENEOSの田沢純一投手(22)の獲得を目指していることが9日、明らかになった。同球団フロントが13日から始まる日本選手権を視察した上で大会終了後に田沢サイドと交渉を行う。

 今季、地区最下位に終わったタ軍は、2ケタ勝利を挙げたのがバーランダー、ガララーガの2人だけで、チーム防御率は4・90で30球団中27位。リーグ屈指の強力打線を持っているだけに、投手陣の強化はチーム再建に直結する。ドンブロウスキーGMは「人件費を増やさず、能力を持っている選手を獲得したい」としており、日本アマ球界No・1右腕は魅力と判断したもようだ。

 田沢には今月4日にブレーブス、マリナーズが接触。日本選手権後には本命視されるレッドソックスをはじめ、フィリーズ、レンジャーズなども交渉を行う可能性がある。米メディアはカブスも興味を示していると報じており、今後参戦する球団が増えれば、大争奪戦に発展する。

 ≪NPB 選手流出阻止へ説明会≫大リーグ機構がGM会議(カリフォルニア州ダナポイント)中の4日に日本プロ野球組織(NPB)が新たに定めたアマチュア選手の海外流出防止策について、説明会を開いたと、大リーグの公式サイトが報じた。機構はNPBとの協力関係について、田沢獲得で生じる摩擦を懸念していると指摘。MLB幹部ジミー・ソロモン氏は「懸念はある。あらゆる案について(NPBと)話し合わなくてはいけない」と語った。また同サイトは敏腕代理人ボラス氏の「働く場所を自由に選べるようにすべきだ」とのコメントも掲載した。

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2008年11月10日のニュース