悪夢の幕切れ　岡本真、痛恨サヨナラ被弾…

＜巨・西＞サヨナラの祝報の輪を背に引き揚げる岡本真

　【西武２―３巨人】西武のセットアッパー岡本真が痛恨の被弾に肩を落とした。同点の９回から５番手で登板。先頭・寺内は空振り三振に仕留めたが、続くラミレスに甘く入ったスライダーを中堅左へ運ばれた。「細川と話し合ってスライダーを投げようと決めていた」。悪夢の幕切れも「どこでも与えられたところでやるしかないんで…。次頑張ります」と気持ちを切り替えていた。

　＜帆足５回１失点＞西武先発の帆足は計５四死球と制球に苦しみながら、何とか５回１失点でしのいだ。毎回走者を許し、２回１死二、三塁では鶴岡の右犠飛で先制点を献上。それでも５回１死二、三塁も無失点で切り抜け、マウンドを後続に託した。「ちょっと四死球が多かった。でも、きのう涌井がいい投球をしてくれたし、自分も冷静にいけた」と振り返った。しかしチームに勝利を呼び込めず、試合後は無念の表情だった。

　＜石井一自信あり＞４日の第３戦（西武ドーム）での先発が濃厚な石井一は、東京ドームで軽めの調整。「調子？面倒くさいんで、あしたまとめて話しますよ」とリラックスムードだった。２１日の日本ハムとのＣＳ第２ステージ第４戦（同）では７回１３奪三振の好投。「次は投げてみないと、いいか悪いか分からないですけどね」としたが、表情からは自信がにじみ出ていた。