横浜 流出やむなし…相川メジャー挑戦へ

[ 2008年11月3日 06:00 ]

 今オフのFA権行使を明言している横浜の相川亮二捕手(32)が2日、横須賀市内で球団首脳と会談を行った。相川は「自分の考え(メジャー挑戦)を変えるつもりはない。向こうでは自分のことを全然知らないわけだから見てもらわないといけない」と今オフにウインターリーグでトライアウトを受け、大リーグ入りを目指す考えを伝えた。

 球団は相川がメジャーに挑戦する場合は結論が年明け以降に持ち越されることが確実なため、編成上の都合で慰留を断念する方針。村上チーム運営部門統括は「横浜に絶対残留してもらわないと困る」と慰留に全力を注ぐが「普通に考えるとメジャーに挑戦して(残留)は厳しい」と相川の大リーグ挑戦の意志を翻意できなければ流出もやむなしの姿勢を示した。
 04年から5年連続100試合以上に出場し、昨季は3割をマーク。攻守でチームを支える正捕手の流出は大きな痛手となるが「可能性のあることはすべてやっていきたい」と相川の意志は固い。チームの巻き返しへ不可欠な存在だけに今後の動向が注目される。

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2008年11月3日のニュース