西武 ヒヤ汗継投も1点差勝利でM22に

[ 2008年8月28日 21:42 ]

楽天戦に先発した西武・西口

 【西5―4楽】西武は1回に中島のソロで先制し、ボカチカの2本塁打などで小刻みに加点。終盤追い上げられたが、辛くも逃げ切った。西口は6回2/3を2失点で7勝目。

 背中に冷や汗が流れるような1点差勝利だった。G・G・佐藤の好守に何とか救われた。西武は唯一の泣きどころであるグラマンまでの継投が崩壊しかけた。

 3点リードの8回を任されたのは小野寺。150キロの直球を誇る剛腕だが、先頭に二塁打されると制球が定まらずに連続四球で満塁。山崎武に2点打を浴び、1アウトも取れずに交代。その後、一死満塁からの右飛。G・G・佐藤の本塁ストライク返球で辛くも追加点を防いだが、本当に危なかった。

 小野寺の前に8回を任せてきた岡本真は不振で2軍落ち。シーズン中盤を支えた正津も右ひじ痛で戦線を離脱し、「現状では小野寺が最適」(渡辺監督)という状況だ。五輪代表の中島の復帰アーチなどが出た勝ち試合なのに、監督は浮かない顔でつぶやいた。「いるメンバーでやるしかないな」

 優勝マジックはまた一つ減り22。優位な状況は変わらない。ただ、不安要素はなくはない。

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2008年8月28日のニュース