中田やっちゃった 寝坊で1カ月外出禁止

[ 2008年4月18日 06:00 ]

寝坊で約10分の遅刻をした中田(左)と練習中に話し合う水上2軍監督

 日本ハムの高校生ドラフト1巡目ルーキー中田翔内野手(18=大阪桐蔭)が17日、千葉・鎌ケ谷での2軍練習に寝坊で遅刻し、球団から1カ月の外出禁止と数万円程度の罰金が科された。

 2軍の練習開始は午前10時半。しかし、中田の姿はグラウンドになかった。10分後、隣接する勇翔寮から小走りで現れると、真っ先に水上2軍監督の元へ向かい「遅れました」と頭をペコリ。1人でアップを行ってから全体練習に合流した。「きのうは夜11、12時ぐらいに寝たんスけど…」。原因は2度寝によるもの。ここまでイースタン開幕から全試合にフル出場し疲れはたまっているが、だからといって許される問題ではない。
 練習中には左足付け根痛で2軍調整中の選手会長・金子から注意を受け「社会人なんだから、もう少ししっかりしろと言われました」と反省。練習後は水上2軍監督に呼ばれ「社会のルールを破ったら何かしらの罰則はある。それは野球でも一緒」と諭された。報告を受けた島田チーム統括本部長は「これから教育していかないといけない」と説明したが、罰金については「金額は公表しません」と伏せた。
 寮生活を送る中田にとっては、コンビニへ行くこともできない過酷な1カ月。過去には05年にダルビッシュが喫煙問題を起こし、無期限謹慎を言い渡されたが、そんな“反省”を生かして日本のエースへと成長した。たかが10分、されど10分――。球団の“愛のムチ”は中田への大きな期待の裏返しでもある。

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2008年4月18日のニュース