青学大・河原井監督が通算300勝

[ 2008年4月10日 06:00 ]

監督通算300勝を達成し、学生から花束を贈られる青学大・河原井正雄監督

 東都大学野球の春季リーグが開幕。第1試合は昨秋5位の青学大が、3季連続優勝を狙う東洋大に快勝。河原井正雄監督(53)が戦後4人目となる監督通算300勝を達成した。第2試合では駒大・前原一慶内野手(3年)が土壇場の9回に逆転3ラン。3季ぶりに1部復帰した日大を下して先勝した。

 <青学大 河原井監督「選手に感謝」>開幕試合を制した河原井監督がリーグ戦通算300勝。就任した87年秋から積み重ねた節目の勝利に「僕には関係ない。選手たちが積み上げてくれたものだから」と謙そんしながら、スタッフの学生から花束をもらうと満面に笑みを浮かべた。右肩痛で昨年は未勝利に終わった井上が、最速148キロの直球に得意のカットボールを絡め、143球で完投。「監督が節目の勝利というのは知っていた。僕らにとっても出発の1勝です」と納得の表情だった。

 <駒大 前原V3ラン>4番・前原の一振りで勝利を呼び込んだ。1点を追う9回無死一、二塁から真ん中直球を左翼スタンドへ。改修で10メートル広くなった神宮球場をものともしない、リーグ戦通算3本目のアーチに「前の3打席で結果が出なかったので思い切っていくしかないと思った」と興奮気味。オープン戦では不振に苦しんだだけに「きょうの1本でだいぶ吹っ切れた」と笑顔を見せた。小椋監督も「4番が仕事をしてくれた」とねぎらった。

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2008年4月10日のニュース