岩隈1点に泣く…楽天6連敗

[ 2008年4月10日 21:50 ]

7回、犠飛で先制を許し、渋い顔の楽天・岩隈

 【楽0-1日】エースを責めるのは酷な展開だった。ダルビッシュとの息詰まる投手戦で、孤軍奮闘した楽天の岩隈は1点に泣いた。

 6回までに許した走者は四球の1人だけ。直球は走り、シュートは鋭く内角をえぐった。「いかに先制点を与えないか」という大黒柱同士の投げ合い。5回まで無安打のダルビッシュを相手に、一歩も引かなかった。

 唯一の失点は7回。先頭の森本に初球を中前打され、田中の犠打と稲葉への敬遠四球で一死一、二塁。ここで高橋に四球を与えたのが痛かった。満塁からスレッジの左犠飛で痛恨の1失点。「(四球は)もったいなかったけれど、勝負にいった結果なので」と右腕は潔く結果を受け入れた。

 最後まで打線の援護はなく、完投ながら今季初黒星。主砲の山崎武は「普段はそんなこと言わないやつが、『僕がダルビッシュに投げ勝ちます』と言っていた。勝たせてやりたかったが…」と無念さをにじませた。力投のエースを見殺しにした楽天。重い1敗で、連敗は6に伸びた。

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2008年4月10日のニュース