野村監督 “激動”のスタート

[ 2008年2月2日 06:00 ]

田中、長谷部の投球に熱視線を送る野村監督

 主役はマー君でも長谷部でもない。楽天・久米島キャンプで最も軽快な動きを見せたのは野村監督だ。「米田(球団代表)に“雨も降ってないし外で見ろ”と言われた。指図を受けたの初めてや」と照れ隠ししながらウオーミングアップでは右翼まで歩きナインをジロリ。今度は投手陣のブルペン入りに備えメーン球場からの約100メートルの距離を完歩した。06年2月4日に専用カートが登場以来、キャンプ初の施設間“徒歩移動”。その意気込みに応えたのが投手陣だ。軒並み捕手を座らせて本格投球。手応え十分のブルペンに「初日にこんなに投げて大丈夫か。3年後は投手王国ができる。オレはいつも基礎工事だけど」とぼやきながらニンマリしていた。

 ≪2年目のジンクスは心配無用?≫昨年の新人王・田中も捕手を座らせ38球のブルペン投球。変化球も交えた投球を「初日はこんなもん。いい球もあったし、それをドンドン増やしたい」と振り返った。だが、見守った野村監督は「マー君、2年目のジンクス何するものぞ。ちょっと心配していたけど心配いらないな」と絶賛。田中も「2年目のジンクスって周りがはやし立てるからそうなる。やるべきことをやればいい」と力を込めた。

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2008年2月2日のニュース