松坂 2軍でメジャー流トレ敢行

[ 2008年2月2日 06:00 ]

室内練習場でキャッチボールする松坂

 レッドソックスの松坂大輔投手(27)が1日、西武のB班(2軍)がキャンプを行う埼玉・所沢の西武第2球場で08年版キャンプを予行演習した。メジャーでは主流となっている早朝ウエートトレーニングを敢行。今月16日(米国時間)のキャンプイン後も昨年より約30分早く球場入りし、継続する考えを明かした。3日には古巣のキャンプに合流し、投内連係、ブルペン投球を行う予定だ。

 午前8時55分。西武第2球場に姿を見せた松坂はアップ開始…、ではなく、そのまま室内練習場のウエート室に直行した。約40分間、汗をたっぷりかいた後、ランニング、キャッチボールと“野球のメニュー”へと移っていった。

 「日本では練習時間も長かったのでウエートは練習後でした。でも、先にウエートをやった方が筋肉のつき方も違うし、ついた筋肉に動きを覚えさせることができる」

 大リーグでは筋肉の効果を上げるために、球界最高年俸のA・ロドリゲス(ヤンキース)をはじめ全体練習前にウエートトレーニングを行う選手が多い。松坂も「去年キャンプに行って、みんな始動が早くてビックリした」と言う。そのメジャー式トレを日本のキャンプ初日となる2・1に実践したのだ。

 「去年のキャンプは(午前)8時半くらいに球場に行っていたけど、今年は30分くらい早く来ればトレーニングができる」。16日に始まる春季キャンプでも早朝トレを継続する考えだ。昨年に引き続き練習前の英会話レッスンもこなす予定で「朝は弱いんですよね」と苦手な早起きが待つ。それでも「個人的に満足できないシーズンだった」と語る昨年のリベンジの思いが松坂を突き動かしている。3月に第2子出産を控える倫世夫人が同行しない単身キャンプにも「食事面の手配はしてある」と“専属シェフ”を準備、トレーニングに集中する環境を整えた。

 この日は古巣・西武のB班キャンプとは別にトレーニングを行ったが、3日から全体練習に合流する。「投内連係(の練習)は向こうでは少ないし、一緒にやって動きを確認したい。ブルペンにも入ります」。今後は日本流もミックスさせて、万全な状態で10日前後に渡米する。

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2008年2月2日のニュース