“荒れる春場所”またも4大関安泰ならず 豊昇龍が肩透かし食らい3敗後退 新入幕・尊富士は無傷9連勝

[ 2024年3月18日 18:00 ]

大相撲春場所9日目 ( 2024年3月18日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲9日目>豊昇龍を肩透かしで破る翠富士(撮影・井垣 忠夫)
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 大相撲春場所は18日、エディオンアリーナ大阪で9日目の取組が行われ、大関・豊昇龍(24=立浪部屋)は翠富士(27=伊勢ケ浜部屋)の“伝家の宝刀”肩透かしを食らい3敗に後退した。中日まで4大関がそろって白星を挙げた日が一度も無かった今場所だったが、またも安泰とはならなかった。歴史的快進撃を見せる東前頭17枚目の尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)は小結・阿炎(29=錣山部屋)を立ち合いから一気に押し出して無傷9連勝。1914年夏場所以来110年ぶりの新入幕Vへ、初の三役力士との取組を制した。

 1敗で追う西前頭5枚目の大の里(23=二所ノ関部屋)も関脇・若元春(30=荒汐部屋)を寄り切って勝ち越し。土俵際で相手に粘られたが屈しなかった。19日はついに尊富士との直接対決の一番が組まれた。

 他の大関勢は、琴ノ若が関脇・大栄翔を押し出しで、貴景勝も平幕・翔猿を押し出しで下し2敗をキープ。貴景勝はカド番脱出へ王手となった。連敗中の霧島は小結・錦木を寄り切りで破って3勝目を挙げた。

 優勝争いは全勝の尊富士を1敗の大の里が追いかける展開は変わらず。2敗で湘南乃海、琴ノ若、貴景勝が続く形となった。

<大相撲春場所成績上位>
9勝0敗 尊富士
8勝1敗 大の里
7勝2敗 湘南乃海、琴ノ若、貴景勝

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