瀬戸大也が全体1位で決勝進出 練習環境転々も「やってきたことは間違いない」

[ 2024年3月18日 11:27 ]

競泳国際大会代表選考会第2日 ( 2024年3月18日    東京アクアティクスセンター )

瀬戸大也
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 男子400メートル個人メドレー予選で瀬戸大也(29=CHARIS&Co.)が4分13秒03の全体1位で午後8時11分開始の決勝に進出した。本多灯(22=イトマン東京)は全体10位で敗退。決勝で派遣標準記録4分10秒63を突破して2位以内に入れば、パリ五輪代表に内定する。

 瀬戸は「決勝はできる限りタイムを自己ベストに近づけたい。最低でも派遣記録を切ることは意識したい」と語った。

 ここ数年で何度も環境を変えた。20年4月に小学5年から指導を受けた梅原コーチとの師弟関係を解消。その後は指導経験のない埼玉栄高時代の同級生をコーチにしたが、関係は2年足らずしか続かなかった。22年3月から16年リオデジャネイロ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤を育てた東海大の加藤コーチに指示。ハードな練習で知られる同コーチに「覚悟を持ってお願いした」が、昨夏の世界選手権で思うようなタイムが出ず、海外に拠点を移す決断を下した。

 昨年10月からオーストラリアで多くの有力選手を教えるマイケル・ボール・コーチに師事する。2月の世界選手権では銅メダル獲得もタイムは自己ベストから6秒以上遅い4分12秒51に低迷。瀬戸は「環境が転々として、自信を持って積み上げてきたとは言えない」としつつも「加藤コーチのもとでベースをつくり、今はボール・コーチの質の高い練習で追い込んでいる。やってきたことは間違っていない」と自らの言い聞かせていた。

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