幕下2枚目の阿武剋が勝ち越して新十両昇進へ大前進「素直にうれしい」大の里とは日体大同期

[ 2024年3月18日 20:03 ]

大相撲春場所9日 ( 2024年3月18日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲9日目>生田目を寄り切りで破る阿武剋(撮影・井垣 忠夫)
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 元学生横綱の西幕下2枚目・阿武剋(おうのかつ、23=阿武松部屋)が生田目(22=二子山部屋)を下して4勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。

 生田目の突っ張りを突き返して応戦すると、左下手を取ってつかまえて右上手も引き付けて前に出て寄り切った。「絶対に勝つぞという気持ちで土俵に上がりました」。強い気持ちで臨み、勝ち越しが懸かった大事な一番を制した。

 西幕下2枚目で勝ち越し。まだ9日目のため確定ではないが、新十両昇進に大きく前進する白星となった。「素直にうれしいです。あと2番残っているので、しっかり勝ち取っていけば良い結果になると思って集中していきます」。

 幕下15枚目格付け出しデビューから3場所目。幕内・大の里(23=二所ノ関部屋)とは日体大相撲部の同期で、2年前の全国学生選手権決勝では同門対決を制して自身が学生横綱に輝いた。「いずれ対戦できるように頑張っていきたい」。幕内で2場所連続優勝争いに名を連ねる同期の存在を刺激に、まずは関取の座を手繰り寄せた。

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