瀬戸大也 400個メで五輪切符逃す「最後バテて…」18歳の松下知之パリ内定1号V「死ぬ気で」会場騒然

[ 2024年3月18日 20:19 ]

競泳国際大会代表選考会第2日 ( 2024年3月18日    東京アクアティクスセンター )

<国際大会代表選手選考会第2日>男子400メートル個人メドレー決勝、レースを終えた瀬戸大也(撮影・小海途 良幹)
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 瀬戸大也(29=CHARIS&Co.)が18日、男子400メートル個人メドレー決勝で派遣標準記録(4分10秒63)を突破できず、この種目での五輪切符を逃した。

 18歳の松下知之(スウィン宇都宮)が最後の自由形50メートルで猛烈な追い上げを見せ逆転。4分10秒04の1位で派遣標準記録も突破しパリ内定1号をつかみ取った。瀬戸は背泳ぎからレースを引っ張ったが、最後の自由形で松下に抜かれ4分10秒84の2位。派遣標準記録に0秒21届かず本命種目での3大会連続五輪を逃した。レース後は隣の松下と握手を交わすも、タイムを見てぼう然。厳しい表情でプールから上がり「最後バテてしまった。今日は調子よく4分7秒台を目指していた。後半きつかった。派遣通らず、ちょっと何ともいえない。気持ちを切らさず200バタにチャレンジしたい。200個メで出場権を獲りたい」と声を絞り出した。

 瀬戸が肩を落とす中、歓喜のガッツポーズを見せた松下は「緊張してる中で、しんどい部分もあったんですけど、最後家族が見えて。最後まで粘りが持ち味。死ぬ気で泳ぎました。憧れてる萩野さんや瀬戸さんが引っ張ってくれた種目。今度は自分が引っ張る」「内定第1号はちょっと意識していた。今の日本競泳界で若い刺激が必要だなと思っていた。それが自分になると思っていた」と力強く語った。

 ▽競泳パリ五輪への道 個人種目は、今大会の決勝で日本水連の定める派遣標準記録を突破して2位以内に入れば五輪代表に内定する。派遣標準記録は17~23年に開催された五輪、世界選手権の準決勝10位(準決勝のない種目は予選10位)の記録のうち最高記録を採用。昨夏の世界選手権の優勝者にも五輪出場権を付与する方針だったが、日本は金メダルなしに終わり内定者は出なかった。

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