空手・荒賀龍太郎 準決勝進出でメダル確定! 空手組手勢「メダル0」の危機回避

[ 2021年8月7日 18:51 ]

東京五輪第16日 空手・男子75キロ級 ( 2021年8月7日    日本武道館 )

予選ラウンド第1戦、荒賀(左)が豪快な蹴りを見せる(AP)
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 空手男子組手75キロ超級1次リーグA組で日本の荒賀龍太郎(30=荒賀道場)は初戦から3連勝を飾り、1次リーグ1試合を残して同組2位以上で準決勝進出が確定。3位決定戦がないため、メダル獲得が確定した。

 男女各3階級が実施されている組手の日本勢は、ここまで女子61キロ超級の植草歩(29=JAL)ら5人が登場。いずれもメダルを逃し、組手勢メダル0の危機にひんしていたが、大トリの荒賀がピンチを救った。 

 初戦でゴギタ・アルカニア(ジョージア)を接戦の末、3-2で下すと勢いに乗った。2戦目では初対戦のダニヤル・ユルダシェフ(カザフスタン)に4-2で完勝。3戦目では試合終盤で道着が破れるアクシデントがあったが、18年世界選手権で銅メダルの強豪、ウウル・アクタシュ(トルコ)に5-3で勝ち、圧巻の3連勝だった。なお、残りの1試合は相手のヨナタン・ホルネ(ドイツ)が第2試合で負傷して競技続行不可能となったため、行われなかった。

 全日本選手権で優勝5回、16年には世界選手権を制した実力者。組手では世界屈指と言われるスピードのある突きを武器に、一気に頂点まで突き進む。

 ◆荒賀 龍太郎(あらが・りゅうたろう)1990年(平2)10月16日生まれ、京都府亀岡市出身の30歳。京都外大西高―京都産業大―荒賀道場。全日本選手権で優勝5回、16年には世界選手権を制した。空手一家の生まれで、両親が道場を経営。姉・知子は04年、06年の世界選手権53キロ級を連覇している。1メートル84、82キロ、82キロ。

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