卓球・水谷隼が現役引退の意向「自分の冒険はここまで」混合ダブルス金が後輩へ置き土産

[ 2021年8月7日 10:52 ]

卓球メダリスト会見で金と銅メダルを手にする水谷
Photo By 代表撮影

 東京五輪の全日程を終えた卓球男女の日本代表6人が7日、一夜明け会見を行い、混合ダブルスで日本勢初の金メダル、男子団体で銅メダルを獲得した水谷隼(木下グループ)が現役を引退する意向を示した。「東京で五輪開催が決まって、集大成と思ってやってきた。東京でなければリオで最後だった。張本が素晴らしい活躍をして、頼もしい後輩がいる。パリ五輪ではぜひ頑張ってほしい」と語った。

 現役を退く意向を改めて確認されると「今の自分としては完全に卓球から離れる。目の影響が大きい。完治するなら40、50歳までやりたい。治療法もない。悔しいけど、自分の冒険はここまでかなと思います」と神妙に語った。

 混合ダブルスでは、伊藤美誠と中国勢を破って日本勢初の金メダル。「中国選手は大きな壁だが、破ったのも事実。これからの若手は中国を倒せるという期待を持っている」と水谷。その栄光が、未来への置き土産となる。

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