またオーストラリア選手団が問題行動…ホッケー代表が“やけ酒”購入で無断外出

[ 2021年8月7日 13:32 ]

国立競技場と五輪マーク
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 国際オリンピック委員会(IOC)と東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日、東京・有明のメーンプレスセンターで今大会最後の合同定例会見を開いた。

 ホッケーのオーストラリア男子代表が決勝終了直後の6日未明、選手村から無断外出したとされる件で、IOCのジェームス・マクラウドNOC(各国・地域オリンピック委員会)担当部長は「承知している。オーストラリアのNOCがすみやかに対応した」と認めた。オーストラリア選手団のイアン・チェスターマン団長によると、ベルギーに敗れて銀メダルに終わった決勝戦後の6日午前3時頃、3選手が選手村を出てビールを2ケース購入。20分ほどの外出で、接触した人物はなかったという。さらに同6時頃、2人が外出してコンビニまで歩いていったことも判明。これらの選手は全て新型コロナウイルス検査で陰性だったとしている。

 コロナ対策の規則集「プレーブック(PB)」では、選手はあらかじめ申告した用務先以外の外出は認められていない。自ら名乗り出たPB違反の選手たちは部屋での謹慎を命じられ、7日には帰国するという。「これでバブルと言えるのか?」と警備体制の緩さを指摘した質問に対し、マクラウド担当部長は「ことあるごとにPBを守ってほしいと言っている。選手村の村長やNOCと細かく調査したい」と話した。

 今大会のオーストラリア選手団では、ラグビー7人制男子代表が帰国直前に選手村で騒ぎ、ベッドや壁に穴を開けるなどの破壊行為に及んだことが判明。さらにラグビー代表とサッカー男子代表が帰国便で泥酔し、マスクを着用しない、嘔吐物でトイレを使用不可能にする、機内の酒を勝手に持ち出すなどの問題行動を起こして日本航空から苦情が出ていた。なお、選手村における物品等破損の場合はNOCが相応額を支払うことになっており、オーストラリア・ラグビー協会は5日に当該選手への損害賠償と戒告処分を発表している。

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2021年8月7日のニュース