男子マラソン・中村「強みが出せる」連日30度超え札幌の“異常気象”を歓迎 8日号砲

[ 2021年8月6日 05:30 ]

オンラインで記者会見する男子マラソンの中村匠吾
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 8日にレースが行われる男子マラソン代表が5日、オンラインで記者会見した。男子3選手の中で暑さに一番強いと自負している中村匠吾(28=富士通)は連日30度超えしている札幌の“異常気象”を歓迎。「当日の気象状況は読めないが、暑くなれば私自身にとって強みが出せる」と意気込みを語った。

 ここにきて追い風が吹いてきた。札幌はレース当日まで予想気温は30度以上。湿度も高く、涼しさを期待していた国にとっては想定外となっている。中村は猛暑の東京で行われた19年9月の五輪代表選考会MGCで優勝するなど、暑さ耐性は証明済み。「準備して最高の状態でパフォーマンスを出したい」と気合十分だ。

 5月のテスト大会は脚の故障で欠場したが、6月から約2カ月間行った長野・菅平での高地練習で感覚を取り戻しつつある。「慣れた環境で練習ができて気持ちの面でも上がってきた。今までやってきたことを出し切りたい」と意気込んだ。

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