日本100メートル侍、3人とも予選敗退 89年ぶりの夢ついえる…高かった世界の壁

[ 2021年7月31日 20:33 ]

東京五輪第9日 陸上・男子100メートル予選 ( 2021年7月31日    オリンピックスタジアム )

予選1組第7レーンで10秒22の6着で準決勝に進めなかった多田(右)(AP)
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 陸上の男子100メートル予選が行われ、日本からは9秒95の日本記録保持者、山県亮太(29=セイコー)、今年の日本選手権覇者の多田修平(25=住友電工)、9秒98の自己ベストを持つ小池祐貴(26=住友電工)の3選手が出場した。

 予選1組の多田は、10秒22の同組6位で予選敗退。着順での突破は10秒15だった。

 また、同3組の山県は、10秒15で同組4位。着順での突破は10秒12で、わずかに届かず。その後、予選敗退が決まった。

 さらに、同4組の小池は、10秒22で同組4位で予選敗退。着順での突破は10秒21で、わずか0秒01差と敗れる悔しい結果となった。

 ハイレベルな戦いで、3度目の五輪出場となった山県ですら、世界の壁に跳ね返された。日本陸上史上でも、最高のスプリンター陣だったが、1932年ロサンゼルス五輪の吉岡隆徳以来、89年ぶりとなる男子100メートルのファイナリストは誕生しなかった。

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