才色兼備で日本にも縁あるハードラー・マクラフニン楽々突破「高温多湿に順応」

[ 2021年7月31日 10:53 ]

東京五輪 陸上 ( 2021年7月31日    国立競技場 )

準決勝進出を決めたマクラフニン(AP)
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 女子400メートル障害の予選3組に、6月に世界初の51秒台となる51秒90を出したシドニー・マクラフニン(21=米国)が登場し、54秒65の余裕の1着で、8月2日の準決勝に進んだ。

 レース前の選手紹介では、強ばった表情。他の選手が手を上げたり、手を振ったりしてこたえる中、1人だけテレビカメラに応じず、一点を見つめて集中していた。スタートをすると、軽やかな走り。最終コーナーで一気に前に出て、楽々先頭で駆け抜けた。

 取材エリアでは、走る前の鬼気迫る表情から一転、柔らかい笑顔を見せた。「ここに来られて神に感謝している」と敬虔なクリスチャンらしいコメント。高温多湿の日本の気候と、熱さによるトラックのコンディション変化を警戒しているようで、「こちらに来てから順応をしてきた」と、状態を整えることに気を配っていることを伺わせた。

 16歳で出場した16年リオデジャネイロ五輪は準決勝敗退したが、今回は優勝候補筆頭だ。「様々な情報があるけど、振り回されずにやるだけ。決勝進出へベストを尽くします」と笑顔のまま取材エリアを後にした。

 才色兼備の若きアスリートは、日本に多少なりとも縁がある。高性能ヘッドホンイヤホンを手がける「BEATS」と、マルチアーチストの藤原ヒロシ氏が手がける「fragment design」とのコラボレーションモデルのパンフレットに、モデルとして起用されている。ファンの間で話題のルックスと、その実力で、話題をかっさらいそうだ。

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