阿部詩、大野がまさかの敗戦も 柔道ニッポン ドイツに逆転勝ちで準決勝進出 柔道男女混合団体戦

[ 2021年7月31日 12:58 ]

東京五輪第9日 柔道男女混合団体戦2回戦   日本4―2ドイツ ( 2021年7月31日    日本武道館 )

<東京五輪 柔道 混合団体準々決勝 日本・ドイツ>バンドケ(手前)に敗れて厳しい表情の大野将平(撮影・北條 貴史)
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 五輪新種目で、世界選手権を4連覇中の日本はドイツを4―2で下し、準決勝進出を決めた。

 日本は先鋒の女子57キロ級で、本来は1階級下の52キロ級金メダリストの阿部詩(日体大)が、ストルに累積指導3による反則負けのまさかの黒星スタート。続く男子73キロ級金メダリストの大野将平(旭化成)も個人戦では初戦負けだったファンダイクに終了間際に体落としで技ありを奪われ敗戦。まさかの連敗で不穏な空気が漂った。

 ここで流れを変えたのが、続いて登場した女子70キロ級金メダリストの新井千鶴(三井住友海上)。開始2分足らずで合わせ技一本勝ちすると、男子90キロ級の向翔一郎(ALSOK)、前日に個人戦を終えたばかりの女子70キロ超級金メダリストの素根輝(パーク24)、男子90キロ超級のウルフ・アロン(了徳寺大職)と4連勝で逆転。阿部詩、大野の敗戦をチーム力でカバーした。

 日本は準決勝でROC―モンゴル戦の勝者と対戦する。

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