村元、リード組は15位 演技後に充実の表情 リフトでレベル4「強い気持ちで滑れた」

[ 2018年2月20日 12:53 ]

<平昌五輪フィギュアスケート>アイスダンス、フリーの演技を終え満足げな表情の村元哉中とクリス・リード
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 フィギュアスケート・アイスダンスのフリーが20日に江陵アリーナで行われ、村元哉中、クリス・リード組(木下グループ)が8番目に登場し、97・22点をマークした。前日のショートダンス(SD)は63・41点で、合計160・63点で日本勢で過去最高に並ぶ15位。演技後は肩を寄せて、充実の表情を浮かべた。

 テーマは「桜」。日本を代表する音楽家、坂本龍一さんの音楽に乗って、情感豊かに演じきった。冒頭の見せ場である連続ターンのツイズルはスピード豊かにシンクロさせ波に乗った。ポジションを工夫したリフトは2つとも最高難度の「レベル4」を獲得。団体戦ではリードが転倒する場面もあったが、この日は実力を出し切り笑顔を見せた。

 SD1位のテッサ・バーチュー、スコット・モイヤー組(カナダ)が122・40点をマークし、世界歴代最高の合計206・07で2大会ぶりの優勝。SD2位のガブリエラ・パパダキス、ギヨーム・シゼロン組(フランス)はフリーで自身の持つ世界歴代最高を更新する123・35点を出して1位となったが、合計205・28点で2位だった。

 ▼村元哉中 今シーズンの中で一番落ち着いて一つ一つの要素を丁寧に滑れた。満開の桜を咲かせられたと思う。アイスダンスに転向してよかった。

 ▼クリス・リード 最高のプログラムを強い気持ちで滑ることができた。トップ選手に比べて経験も浅いので、もっともっと成長していかないといけない。

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