【黒岩敏幸 分岐点】2位通過の追い抜き娘 蘭が準決有利も十分勝てる

[ 2018年2月20日 09:26 ]

平昌冬季五輪 スピードスケート女子団体追い抜き1回戦 ( 2018年2月19日 )

女子団体追い抜き予選、スタート直後にスピードを緩める高木美(右)
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 号砲が鳴るまでの時間が長く、佐藤はタイミングを合わせることができずにスタートでミスしてしまった。高木美は気がつくかと思っていたが、振り向かなければいけない状況にまでなってしまった。アクシデントがあった時の声がけなど、対処の方法を確認しなければいけない。

 ただ、スタート以外は大きな問題はなかった。オランダとは残り2周まで約2秒差があったが、最後は0秒48差まで迫った。滑りは悪くない。

 欲を言えばトップで通過して、準決勝は4位の米国と対戦したかった。日本が対戦する3位のカナダの方が底力があり、気を抜けない相手だ。準決勝と決勝は同日に行われるので、オランダの方が準決勝でより力を温存して決勝を迎えることができる分、有利ではある。

 だが、それを差し引いても日本の方が力は勝っている。ミスなく滑り切れば十分勝てる。(92年アルベールビル五輪男子500メートル銀メダリスト)

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2018年2月20日のニュース