キヤノン、神鋼止めた!トップリーグ昇格後、神鋼から初白星

[ 2017年10月7日 13:58 ]

 ラグビー・トップリーグ第7節第1日は各地で7試合を実施。埼玉・熊谷スポーツ公園陸上競技場で行われたキヤノン―神戸製鋼は31―26でキヤノンが勝った。キヤノンは2012年のトップリーグ昇格後、神鋼から初白星で2勝5敗。神鋼は今季初黒星で6勝1敗となった。

 先制は前半風上のキヤノン。前半3分、相手アタックのこぼれ球を獲得し、FB橋野皓介が約60メートルを独走してトライを挙げた。その後は神戸製鋼がボールをキープしてアタックする時間が長く、14分にSH梁正秋、18分にはSO清水晶大がトライを決めて14―7と逆転した。だが、神鋼はノックオンなどのミスでボールを明け渡す場面も目立ち、キヤノンは21分にSH天野寿紀のトライで同点。37分にはゴール前左ラインアウトからの攻撃でロック日高駿が勝ち越しトライを挙げ、19―14として前半を終えた。

 後半は開始からキヤノンの日本代表SO田村優がキックを有効に使いながら試合を組み立てた。2分、田村のゴール前へのゴロパントを相手が取り損ね、フランカー嶋田直人が左隅に抑えてトライ(24―14)。7分にはラインアタックで田村が鮮やかなパスを見せ、WTBホセア・サウマキが左隅へ飛び込んだ(31―14)。神鋼も14分、ゴール前スクラムからの攻撃でNO・8谷口到がポスト左へトライ(31―21)。さらに相手反則でスクラムを選択してプレッシャーをかけ続けたが、24分にノットリリースの反則を犯して好機をつぶした。

 神鋼は35分、左ラインアウトからモールを押し、SH梁正秋が左中間に抑えて31―26(ゴール失敗)。さらに自陣から6分以上にわたり粘り強くボールを継続し、相手ゴール前へ前進してキヤノンの反則を誘った。選択したスクラムを押してさらに反則を誘い、キヤノンがシンビン(10分間退場)で1人少ない状態でまたもスクラムを選択。しかし、最後のアタックで再び痛恨のノットリリースを犯し、逆転はならなかった。

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2017年10月7日のニュース