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白井、個人総合で銅!内村ゼッケン“お守り”に全種目ミスなく

体操世界選手権第4日 ( 2017年10月5日    カナダ・モントリオール )

男子個人総合決勝、鉄棒を終えガッツポーズする白井
Photo By 共同

 世界大会で初めて出場した個人総合で、白井健三(21=日体大)が銅メダルを獲得した。床運動、跳馬で高得点を叩き出して合計86・431点をマーク。2日の予選で左足首を痛めて棄権した内村航平(28=リンガーハット)が声援を送る中、オールラウンダーとしての成長を見せた。肖若騰(ショウ・ジャクトウ、21=中国)が86・933点で初の金メダル、林超攀(リン・チョウハン、22=同)が86・448点で銀メダルを獲得した。

 白井の近くに、内村がいた。演技するフロアと観客席、物理的な距離は関係ない。予選で棄権したキングは、「246」の自身のゼッケンを決勝前に白井に渡していた。「一種目一種目それを見て、航平さんがついているから大丈夫って言い聞かせた」。会場に持ち込んだ“お守り”と豊富な練習量に支えられ、白井が個人総合で銅メダルを獲得した。

 「悔しさは全くなくて、ホッとしている気持ちが大きい。航平さんのためにも頑張りたかった。日本の個人総合の面目は保ったかな」

 大きなミスなく、日本男子11大会連続の表彰台にたどりついた。得意の床運動、跳馬は全体トップのハイスコア。最終種目の鉄棒は予選で落下した屈身コバチをきっちりつかみ、演技後は内村のように両手を振り上げて観衆をあおった。合計点が先に演技した林超攀を下回ると、場内はブーイング。白井の6種目は、観衆を魅了していた。

 「自分がやってきたことが詰まったメダル。東京五輪に向けて、凄くいい第一歩になった」

 13年、初出場の世界選手権で内村を近くで見て、「あんな選手になりたい」と思った。16年リオデジャネイロ五輪では、内村の劇的な逆転戴冠に心が震え、誓った。「絶対に追い越す選手になる」。8月の全日本学生の個人総合で初優勝したが、あまり騒がれなかった。「勝っても放っておかれるのって、いいですね。航平さんみたいで」。いつもとは違ううれしさがあった。

 試合後、内村の首にメダルをかけた。「俺のじゃないからなぁ」とキングが笑えば、「航平さんがいたら4番でしたよ」と白井も笑った。まだ、並んでも超えてもいない。「一緒にやることで、もっと勉強できる。まだ勉強させてもらうので、これからもよろしくお願いします」。白井は内村の背中を追い続ける。それが、世界一への正しい道と知っているから。

 《11大会連続メダル》男子個人総合で日本勢の表彰台は03年大会から11大会連続となった。02年大会は種目別のみの実施で、01年大会は日本協会が米英軍によるアフガニスタン軍事攻撃の影響を考慮し、選手派遣を見送った。個人総合で出場した大会では、97年大会から表彰台を守り続けたことになる。

[ 2017年10月7日 05:30 ]

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