宇良　連勝「あんなに激しくなるとは思わなかったけど」

大相撲秋場所２日目

（9月12日 両国国技館）
　勝機は逃さない！十両東筆頭の宇良（２４＝木瀬部屋）が青狼を押し出して２連勝を飾った。

　立ち合いで距離をとり低い態勢。青狼は中に入れないように激しい張り手と、のど輪を繰り出す。左右からの波状攻撃を耐えた宇良に、たまらず青狼が引くと、それに乗じていっきに走って押し出した。

　「稽古場での動きが出せた。あんなに激しくなるとは思わなかったけど。引きについていけたのがよかった」と振り返った。

　勝ち越せば新入幕の場所で２連勝。それでも「余裕はないです」と気を引き締めた。

　また、左アキレス腱断裂から復帰した安美錦（３７＝伊勢ケ浜部屋）は里山に勝ち、１２７日ぶりの白星。「いい薬になる。家族と一緒にとった白星」と笑みを浮かべた。決まり手は、関取最年長の大ベテランも初めての「はりま投げ」。

　安美錦は名古屋場所を途中休場し先場所は全休。幕内から陥落し、今場所は２００４年九州場所以来の十両で相撲をとっている。

　再十両の希善龍は旭日松を土俵際で突き落として逆転。昨年秋場所以来、１年ぶりに十両で白星をあげた。