松田、涙の引退会見「スッキリ。悔いはない」 今後は普及活動へ

[ 2016年9月12日 12:12 ]

目を潤ませて引退記者会見をする競泳の松田丈志。右は久世由美子コーチ

 競泳男子で五輪に4大会連続で出場した松田丈志(32)=セガサミー=が12日、東京都内のホテルで幼少期から指導を受けた久世由美子コーチ(69)とともに引退記者会見を行い「今は本当にすっきりしていて、一点の悔いもない」と涙ながらに競技人生を振り返った。

 宮崎県延岡市のビニールハウスのプールを拠点に、4歳から久世コーチとの二人三脚で世界トップレベルのスイマーに育った。異例の長期間のコンビで松田をメダリストに導いた久世コーチは「常に夢を持たせてくれる青年に出会えてよかった」と目を潤ませた。

 2008年北京五輪と、競泳ニッポンの主将を務めた12年ロンドン五輪は200メートルバタフライで銅メダルに輝き、ロンドンは400メートルメドレーリレーでも銀メダルを手にした。リオデジャネイロ五輪は800メートルリレーで銅メダル。松田は「一つ一つがとても思い出深く、どれも欠けてほしくないメダル」と語った。今後は普及活動などに携わる考えを示した。

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