悲願金ならずも…水谷「素晴らしい結果に」金星で王者追い詰めた

[ 2016年8月18日 10:30 ]

<日本・中国>ポイントを取り気迫のガッツポーズを見せる水谷
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リオデジャネイロ五輪・卓球男子団体決勝 日本1―3中国

(8月17日)
 王者・中国の牙城を崩すことはできなかった。それでも史上初の表彰台、しかも銀メダルを獲得。日本3選手の顔には、悔しさの中にも戦い切った充実感があふれた。

 敗戦の中、日本のエース・水谷が決勝でも魅せた。第2試合で世界ランキングでは格上の許キン(26)と対戦。2ゲームを連取しながら第3、4ゲームを奪われ、最終ゲームではマッチポイントを握られる場面も。そこから5連続ポイントを挙げての大金星。過去0勝12敗で「多くの大舞台で負け続けた相手に、五輪でリベンジできた。借りを返せてスッキリした」と笑顔をのぞかせた。

 個人では日本男子史上初メダルとなる銅メダルを獲得し、団体でもエースとしての役割をきっちり果たした。女子ばかりに目を向けられることが多かった日本の卓球界。女子がロンドン五輪で団体銀メダルを獲得したことから「いつかは男子も…」と思い、努力を続け、そして銀メダルへとたどり着いた。「素晴らしい結果になりました」。最後は誇らしげに胸を張った。

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