69キロ級・土性も決勝! 父譲りの片足タックルさく裂

[ 2016年8月18日 05:30 ]

準決勝でスウェーデンのアンナイエンニュ・フランソン(手前)を攻める土性沙羅

リオデジャネイロ五輪レスリング・フリースタイル女子69kg級

(8月17日 カリオカアリーナ)
 69キロ級の土性も五輪初出場で決勝へ進出した。1回戦で13年世界選手権女王スタドニク(ウクライナ)を11―2と破り、2回戦は12―0のテクニカルフォール勝ち。3回戦は7―2、準決勝も12年世界選手権覇者のフランソン(スウェーデン)に7―2と、いずれも逆転勝ちした。低い姿勢から相手をよく観察しての片足タックルが光った。

 父・則之さん(48)が高校時代に吉田沙保里の父・栄勝さんに指導を受けた縁で、栄勝さんが運営する「一志ジュニアレスリング教室」で競技を始めた。栄勝さんから叩き込まれたタックルを武器に、世界選手権は初出場の13年から3年連続で表彰台。14年3月、栄勝さんが急逝した際は吉田と移動中の車内で一緒だった。「厳しいけど凄く優しい先生だった。今の自分があるのは吉田先生のおかげ」。感謝の思いを胸に、大舞台で戦った。

続きを表示

2016年8月18日のニュース