琴奨菊 稀勢と白熱三番稽古 鼻血も出た!大関同士ガチ

[ 2016年1月7日 05:30 ]

稀勢の里(左)にのど輪攻めする琴奨菊

 3日間連続での二所ノ関一門連合稽古の最終日が千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で行われ、初場所後に結婚式を控える大関・琴奨菊が順調な仕上がりをアピールした。3日連続で稀勢の里と三番稽古。前々日と前日は負け越したが、この日は4勝6敗ときっ抗。馬力を生かして一気に寄り切るなど左すねを痛めて途中休場した先場所の影響を感じさせなかった。

 この3日間の稽古を琴奨菊は「小手先ではなく芯と芯がぶつかり合った」と振り返った。事実、鼻血を出したり相手の頭が目に直撃するなど31歳の大関にとってはまれに見る白熱の内容だった。2歳年下の同じ日本人大関について「やっぱり強い。芯も強いし、受けも強い。稀勢の里(の存在)はありがたい」と感謝。その一方で「勝負できる馬力は(自分にも)ある」と06年初場所の栃東以来10年ぶりの日本出身力士の優勝を遂げ、挙式に花を添えるつもりだ。

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2016年1月7日のニュース