沙羅、ひねり王子…スポーツ界引っ張る若きアスリートが新成人に

[ 2016年1月2日 05:30 ]

今年20歳を迎える高梨沙羅(左)と白井健三

 2016年のたくさんの新成人が誕生するが、将来の日本のスポーツ界を引っ張っていくであろう若きアスリートたちが今年、大人の仲間入りを果たす。

 ノルディックスキーの女子ジャンプのエース高橋沙羅がその一人。2011年2月、オーストリアのラムサムで行われたコンチネンタルカップで、国際スキー連盟公認大会での女子選手史上最年少優勝を記録すると、12-13年シーズンのワールドカップ(W杯)では日本選手史上初の個人総合優勝を果たし、翌13-14年シーズンでは、ソチ五輪でのメダル獲得はならなかったがW杯総合で連覇を達成した。

 W杯総合3連覇を逃した14-15年。今シーズンはタイトル奪還へ向け、昨年12月の開幕戦を制するなど順調なスタート切った。「いい内容のジャンプをそろえて総合優勝したい」ときっぱり。節目の年にまた“沙羅スマイル”を見せてほしい。

  体操界からは“ひねり王子”白井健三。自身の名のつく技「シライ/ニュエン」(後方伸身宙返り4回ひねり)、「シライ2」(前方伸身宙返り3回ひねり)を保持。初の五輪で金メダル獲得の期待が懸かる。

 巨人・岡本和真内野手と楽天・安楽智大投手ら夏の甲子園を沸かせた高卒2年目のプロ野球選手も新成人に。岡本は高校通算73本塁打を誇る将来の4番候補。安楽は背番号に「20」を選んだ理由に「20勝したいから」と答えるなど、強気の投球と同様、強いハートの持ち主としても定評がある。ハタチの誓いはともに「1軍定着」だろうか。20年東京五輪での活躍も期待したい。

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2016年1月2日のニュース