ケガに苦しんだ1年…“山の神”神野「箱根を諦めた時期もあった」

[ 2016年1月2日 14:59 ]

4区・田村からたすきを受け駆け出す青学大5区の神野(左)

第92回箱根駅伝往路

(1月2日)
 青学大が2年連続の往路優勝。昨年と同じく5区を走った“3代目・山の神”こと神野大地(4年)は途中、苦しそうな表情を見せながらもトップを死守し、最後はガッツポーズでゴールテープを切った。

 区間賞の快走を見せた4区の田村和希(2年)から、2位の東洋大と2分28秒差のトップでタスキを受けた神野。序盤は快調な走りを見せていたが、途中で2回ほど腹部をさすり、表情がゆがんだ。

 しかし、大きくペースは落とすことなくトップを死守。1時間19分17秒でゴールした。昨年マークした1時間16分15秒には及ばなかったが、最後は両手を上げてゴールテープを駆け抜け、仲間と笑顔で抱擁を交わした。

 往路優勝インタビューでは「1年間故障で苦しんで、最後の箱根も諦めた時期もあったけど、もう一度優勝の喜びを味わいたいという気持ちだけで走りました」と、2度の疲労骨折など故障に泣かされた1年を振り返った。

 明日の復路に向けては「昨年は5分近い差が2位とあったけど、今年は3分ということで油断できない。明日は復路の選手に頑張ってもらって、最後は大手町で最高の喜びを分かち合いたい」と語った。

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2016年1月2日のニュース