青学大「ハッピー大作戦」で往路完全∨ 復路のカギは“1年生”

[ 2016年1月2日 14:55 ]

<箱根駅伝往路4区小田原中継所>4区・田村からタスキを受け駆け出す青学大の5区・神野(左)

 青学大が1区から一度もトップを譲ることなく、2年連続の往路優勝。原晋監督(48)は「本当にうれしい。学生たちが勢いのある走りをしてくれた。まずは一安心」と、プレッシャーを乗り越えての往路優勝を喜んだ。

 「勢いをつけてやろうと思っていた」という1区の久保田和真(4年)が、その狙い通り、チームを勢いづける区間賞。2区の一色恭志も、好走を見せてトップを守った。

 歴代5位となる好タイムで区間賞の3区の秋山雄飛(3年)は「途中、監督が『秋山隊長頑張れ』とか『3年前の都道府県駅伝の再来だ』とか面白い言葉をかけてくれた。最後まで笑顔で走り切れたので“ハッピー指数”120ってところですかね」と笑顔。原監督の掲げるテーマ、「ハッピー大作戦」が快走を生んだ。

 4区の田村和希(2年)も見事に区間賞。5区を走る“山の神”神野大地(4年)にトップでタスキを渡した。

 2位の東洋大との差は3分4秒。原監督は2年連続の総合優勝へ向けて「山下りは1年生(小野田勇次)が走る。彼がしっかり下ってくれれば、後は上級生たちが責任をもってやってくれる」と展望を語った。

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2016年1月2日のニュース