【箱根駅伝】青学大往路2連覇!1区から首位譲らず圧勝、神野激走締め

[ 2016年1月2日 13:26 ]

4区・田村からたすきを受け駆け出す青学大5区の神野(左)

 第92回東京箱根間往復大学駅伝往路は2日、東京・大手町から神奈川・箱根町までの5区間、107・5キロに20校とオープン参加の関東学生連合の計21チームが参加して行われ、青学大が5時間25分55秒で、2年連続の往路優勝を成し遂げた。

 青学大は1区の久保田和真(4年)が2位・明大に21秒差をつけて首位スタートを切ると、2区の一色恭志(3年)は区間3位の走りを見せて早くも独走状態に。3区の秋山雄飛(3年)、4区の田村和希(2年)はともに区間賞を獲得する快走で2位以下との差をさらに広げ、2分28秒差で5区の“3代目・山の神”神野大地(4年)へとタスキを託した。

 昨年の箱根では5区初挑戦で、柏原竜二(東洋大、現富士通)の参考記録(12年、1時間16分39秒)を上回る1時間16分15秒をマークしたが、その後は左大腿骨、右すねを疲労骨折するなどケガに苦しんだ神野。最後の箱根は万全のコンディションで臨めなかったものの、力強い走りで順調に山を上っていった。17キロ過ぎではお腹を押さえるしぐさを見せ、強烈な向かい風に苦しめられる場面もあったが、自らのペースを守って区間2位となる1時間19分17秒のタイムをマークし、初優勝した昨年に続いて歓喜のゴールに駆け込んだ。

 全日本大学駅伝覇者の東洋大は2区の服部勇馬(4年)が2年連続で区間賞に輝く走りを見せてチームを引っ張り、青学大と3分4秒差の2位。8年ぶりの総合優勝を狙う駒大は1区で13位と出遅れたが、徐々に順位を上げて3位に食い込んだ。4位は山梨学院大で、早大は2区の14位から挽回して5位。日大は5区のダニエル・ムイバ・キトニー(4年)が山上りで8人抜きの快走を見せて1時間18分24秒で区間賞に輝き、チームを6位へと導いた。7位順大、8位東海大、9位帝京大、10位拓大と続き、1区で2位と健闘した明大は17位に順位を下げた。

 3日の復路は5区間、109・6キロで行われる。

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2016年1月2日のニュース